先日とあるアウトドアショップでの出来事。
アウトレットコーナーを物色していると、何やらカッコいいものが私の目に飛び込んできました。
皆さんこれが何かご存知ですか?
これはベトナムコーヒーを入れる組み合わせ式フィルターです。
なにそれ?って言う感じですよね(笑)
私もこれをみた時、コーヒーの器具なのはわかるけど使い方とかは全く知りませんでした。
じゃあなんで買ったんだよって言われそうですが、答えは簡単。衝動買いです。安い!カッコいい!買う!の三拍子でした。
買ってから調べるとどうやらベトナム(式)コーヒーを入れるフィルターだと言うことがわかりました。これがなかなか面白い物でして、せっかくなので紹介していきます。
そもそもベトナムコーヒーってなに?
ベトナムコーヒー、ベトナム式コーヒー、ベトナムカフェ、ベトナムカフェオレなどと呼ばれていますがその名の通り、ベトナム発祥の伝統的なコーヒーの淹れ方です。
通常は湯を受ける部分、その中に入れるフィルター、カップに置く平たい部分の三重の構造をしています。今回私が買ったものは少し違いますが、構造や淹れ方は変わりません。
コーヒー通な方は聞いたこと、飲んだことがあるかもしれませんが、ベトナムコーヒーの一般的な評価は「苦い!」か「甘い!」です。なんとも両極端。
実はこれ、淹れ方の問題なんです。
どうやって淹れるの?
淹れ方は至って簡単です。
まず、マグカップに練乳(コンデンスミルク)を20〜25g入れます。お好みの甘さに調節してください。
実はベトナムコーヒーを「苦い」と言う人は、この練乳を入れ忘れている場合が多いです。
マニアックなコーヒーですので練乳を入れるのをそもそも知らない人も多いようです。
次にカップ部分と湯を受ける部分を重ねます。
湯を受ける部分に粉状にしたコーヒーを分量入れます。粉コーヒーは中挽きが良いでしょう。
私は今回マンデリンという品種を使いました。程よい香りとコクの深い味わいで人気です。
挽き終わったら粉を湯を受ける部分にそっと入れます。
その後中蓋を置き、少し締めます。
この時強めに締めると抽出に時間がかかりますが、濃いコーヒーができます。
逆に緩く締めると薄めのコーヒーに仕上がります。
中蓋の締め具合で簡単にお好みの濃さに調整できます。
次に、中蓋の上から少量のお湯を注ぎ2〜3分程蒸らします。
蒸らし終わったらお湯を注ぎます。フィルター部分は小さいことが多いので、出来るだけ多くお湯を注いだ方がいいでしょう。
抽出が終わると上蓋にフィルター部分を置くことができます。
あとは抽出後のコーヒー(写真左)を練乳が入ったカップに入れれば完成です。
お好みで牛乳を注いでもおいしいです。
味について
濃いめに抽出されるコーヒーを練乳でまったりさせるのが特徴です。
コーヒーは長いから嫌と言う人でも、カフェオレ感覚で飲めると思います。
私もそうですが、はっきり言って甘党にはたまりませんね(笑)
ベトナムコーヒーはあまり知名度のない淹れ方ですが、キット自体は安価で手に入ります。気になった方はぜひ試してみてください。