現在大ブーム中のキャンプ。休日に家族で行うファミリーキャンプから一人で気軽に行うソロキャンプ、車中泊するオートキャンプ、日帰りで行うデイキャンプなど様々なキャンプの形があります。
しかし道具を一式そろえるにはお金がかかります。しっかりとしたものを揃えると一人当たり4万~7万円、一級品で揃えると10万円以上かかるといわれています。気軽にキャンプを始めるにあたって初期投資は出来るだけ抑えたいですよね。
そこでこの記事では、筆者おすすめのMOON LENCEというブランドから、コンパクトアウトドアチェアを紹介したいと思います。
MOON LENCEとは
MOON LENCE社は中国・上海に拠点を置く新興キャンプブランドです。Amazonを中心に販売を展開をしており、価格帯が数千円~と非常にリーズナブルですが一流ブランドに負けない耐久性で一部のキャンパーに人気です。
今回はMOON LENCEの商品の中でも、キャンプを行う上でテント、シュラフと並び絶対に欠かせない椅子(アウトドアチェア)を価格と使い心地、そして耐久性の観点で細かく紹介していきます。
価格
通常、キャンプギアは品質に拘ったものほど高価になります。例えばアウトドアチェアが注目されるきっかけになったと言われるヘリノックス社の製品は約13,000円〜となっています。ヘリノックス社は世界的アウトドアブランド、モンベルが取り扱うブランドでシンプルなデザインながらもキャンパーのツボを的確に押さえた商品展開で人気を博しています。ですが一流ブランド故に気軽には手を出せない価格です。
一方で今回紹介するMOON LENCEのアウトドアチェアは、ヘリノックス社のものと基本構造は同じ、かつほとんど同等のスペックを誇りながらも約2600円〜(記事執筆時点)と非常にコスパが良いです。「そのくらいなら買っておこうかな」と思う絶妙な価格設定です。
では肝心の使い心地と耐久性はどうなのか、という点を以下から説明します。
使い心地
アウトドアチェアにはハイスタイルとロースタイルの2種類があります。今回紹介しているアウトドアチェアはロースタイルチェアに分類されます。
骨組みに対して座面が低いため、独特の包み込まれるような座り心地を実現しています。ハンモックをイメージしていただくとわかりやすいかも知れません。
組み立てにはおよそ1分、慣れれば30秒程で組み立てられます。今回筆者が購入したのはネイティブ柄(レッド)です。ネイティブ柄は全部で8種類ラインナップされています。骨組みも同じカラーのため統一感もあります。収納袋を骨組みに通すことで小物をしまうことができ、両サイドに小型ポケットもあるためドリンクやスマホを入れることもできます。
耐久性
この椅子は骨組みと座面生地の2パーツで構成されます。骨組みにはスキー板や金属バットなどに使用されるA7075超々ジュラルミンと呼ばれるアルミニウム合金を用いています。そのため着席時にある程度しなるものの、折れや曲がりの不安はありませんでした。耐荷重も公式では150kgとされており十分と言えるでしょう。
一方座面生地には600dオックスフォードという生地を使用。こちらも骨組みと同じく丈夫な厚手の生地で、折り目がはっきりしていることが特徴です。やぶれや伸びといった心配はなさそうです。
座面生地を骨組みに固定するときに使用する紐ですが、販売当初強く引っ張ると千切れるといった事例が報告されていました。しかし現在は改良され、丈夫な紐に変更されています。
実際に使ってみて
夏場蒸れやすいお尻部分は、通気性の良いメッシュ生地になっているのはうれしい点です。座面生地は汚れても普通の服同様洗濯することができます。
骨組みのポールは全てゴムで連結されているため、なくす心配がないので安心です。
一つ気になった点は、椅子を折りたたんで袋に収納するときに入りにくいと感じました。もう少し収納袋が大きいとよかったかもしれません。少し手間に感じますが、ゆったりしたキャンプなら特に気にはならないでしょう。
まとめ
とにかくコストパフォーマンスに優れたアウトドアチェアです。耐久性や使い心地、デザイン性など、どれをとってもとても2000円代の商品とは思えません。軽量・コンパクトなのでソロキャンパーには特にオススメです。
使用していて個人的に思ったことですが、座面が低いので小さいお子様がいるご家庭でも安心して使用できるのではと思います。
MOON LENCEは今回紹介したアウトドアチェア以外にもさまざまなキャンプギアを展開しています。お気に入りのキャンプギアをお得に手に入れてみてはいかがでしょうか。