運動不足になりがちな昨今、一人でも楽しめるスポーツとしてサイクリングが人気を博しています。
街中でもロードバイクやマウンテンバイクをよく見かけるようになりましたよね。
私も最近元々持っていたロードバイクとは別に、通勤用とアウトドア用のマウンテンバイクを購入しました。そしてやはりカスタムしたくなりました(笑)
今回購入したのはカリフォルニア州発のブランド、クランクブラザーズのダブルショット2というペダルです。
カスタムする上で効果的なペダル
自転車のカスタムでは「ル」が付くところが快適に走る上で重要と言われます。
ハンド「ル」、サド「ル」、そしてペダ「ル」。この3つは人体に直接触れ、自転車と自分を繋ぎます。だからこそこの3つは出来るだけ良いものをつけるべきなのです。
ペダルは重量、回転のしやすさ、固定力が重要となります。
重量が重ければ自転車自体の走りが悪くなりますし、回転がスムーズでなければ足が疲れます。ツルツル滑るペダルは踏み込んだ時に大変危険です。
今回はこの重要な3つの視点から細かくレビューしていきます。
重量
まず元々ついていたフラットペダル(一般的なペダル)の重量を見てみましょう。
フラットペダルの中ではちょっと重めですかね。
一方で今回購入したペダルはビンディングで、通常のペダルより金具やパーツが多いため重量が増加すると思われますがいかに…
これはびっくりです。なんと全く変わらない!
正直、50gぐらいの増加は覚悟してましたが驚きです。
50gの違いってわかるの?と思われるかもしれませんが、想像してみてください。自転車で10kgの荷物を背負ってとても急な斜面の山を登っているとします。どうですか?1gでも軽くしたいですよね?
重量は少しでも軽いほうがいい。これは自転車界ではまず変わることのない常識でしょう。軽いは正義。
ただ、本製品はミドルグレードなこともありますし、左右ペアで408gというのは滅茶苦茶軽量というわけではありませんが、マウンテンバイクのペダルとしては十分軽量な部類に入りますね。
回転
回転は数値で表したりはできませんので伝えにくいですが、他の格安ペダルと比べてよく回る方です(当たり前ですが)。
回らないペダルは長距離を走ると本当に足にきます。もちろんペダリングの仕方にもよりますが、長く走れば走るほど足は痛みます。
その点このペダルで20km程走行しましたが、足の痛みや違和感などは全然感じませんでした。
手で弾いてもクルクルとよく回ります。
固定力
靴とペダルを金具で固定し、よりペダリングの効率を上げるペダルをビンディングペダルと言います。
通常のペダル(フラットペダル)は、踏む時にしか前に進む力は生じません。ですがビンディングは、踏んだ後足を上げる時にも前に進む力が生じます。
いわば常にペダルを回すことができ、ロスが少ないんです。
固定方式はマウンテンバイクで一般的な形状です。ですがクランクブラザーズ専用の金具(靴底につけるクリート)のため、シマノのSPDなどとは互換性がありません。ご注意を。
クランクブラザーズからは数種類のクリートが発売されています。ペダルに固定した時に全く動かないものと少し動くものや、ペダルから靴を放す(リリース)際の角度などをクリートによって変えることが可能です。
例えば、靴をペダルに固定した際に少し動かせるなら足への負担が軽く、逆に全く動かせないならペダリングの際に思うままにコントロールできます。また、靴をペダルからリリースする時に捻る角度が少ないと外しやすく、多いと荒れた路面でも不意に外れる心配が少ないです。自分の用途や足に合ったクリートを選びましょう。
固定力は抜群です。そうそう外れることはないです。というかこれで外れるってどんな走り方したら外れるんでしょうね(笑)
固定した時もバチッ!と大きな音が鳴るのではまったかどうかがわかりやすいですね。
高水準でまとめられた痒いところに手が届くペダル
街乗りとスポーティな走りを両立させたいという方には本当にお勧めです。
サイクリングのたびにペダルを毎回毎回付け替えるめんどくささがありませんし、スペック的にも申し分ないです。
今回私が買ったのは3段階中2番目のグレードですが、これよりさらにスペックを上げたもの、スペックと値段を抑えたものが販売されています。お気に入りのものをぜひ見つけてみてください。